自衛隊イラク派兵違憲訴訟の会・熊本
ホームあゆみ会員募集リンク問い合わせ

あゆみ一覧へ

ニュースレター6号 より 2005.12.04

12月4日第2回総会開催

今年度の活動を振り返り、継続するイラク派兵になんとしても司法による憲法判断=派兵差し止めの決定を下させるため、第2回目の総会を年末の忙しい時期に開きました。参加者は30名くらいでしたが、訴訟の今後の展望、今後の運動の作り方などをめぐって、若い会員の意見が出されるなど充実した総会となりました。

この日のイチョウ並木総会は事務局の荒木さんの司会で始まり、連帯の挨拶を「平和憲法を活かす県民の会」事務局長の上村文男さんからいただきました。続いて議事に移り、事務局長の田中さんから前回の総会(05年2月27日)以降の活動報告がありました。これまで第1回から第3回弁論まで行われ、原告側からは平和的生存権について述べた第1準備書面と自衛隊派遣が小泉政権が作ったイラク特措法にも違反することを明らかにした第2準備書面が提出され、原告の意見陳述も藤岡崇信さん、長迫玲子さん、大野進さんの3名が行いました。この間6月には第8師団から第4次イラク復興業務支援隊がまずイラク現地へ派遣されることにたいして5月23日に西部方面総監部へ中止の申し入れを行いました。

その後7月末には福岡の第4師団、10月末には第8師団が派兵される事態となり、10月22日八景水谷での隊旗授与式・第1陣の派兵に抗議するピースウォークを開催し、全国から参加した人たちと北熊本駐屯地を1周して怒りの声をたたきつけました。
熊本訴訟は第8師団からの派兵差し止めを求めています。サマワ現地では多国籍軍を構成する国々が撤退を続け自衛隊への現地の反応は厳しくなり、何が起きてもおかしくない状況の中今後自衛隊員・家族の訴訟参加も想定した運動を目指すことが提起されました。続いて石田博文さんから会計報告が行われ承認されました。同時に会費納入を会員に呼びかけることが確認されました。

その後加藤修弁護団長から第2準備書面を中心に今後の裁判の進め方についてのお話しがありました。今後国際法の観点など多方面からイラク派兵の違憲性を追求していくことが述べられました。

討論では、「むさし9条の会」の原告の方から『映画日本国憲法』の1週間にわたる上映会を予定していることが報告され、イラク訴訟や憲法改憲反対に向けた活発な議論が交わされ総会を終えました。


このページの上に戻る