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田中事務局長
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加藤弁護団長
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上村さん
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韓国からの訪問団の皆さま
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牟田さん
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松島さん
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そして全国のイラク訴訟は11地方裁判所で提訴が起き、19日の北海道でも厳しい「門前払い」の判決が出されこれまで9敗していること、残る熊本と岡山訴訟の判決が注目されており、なんとしても裁判所に憲法判断を出させることが重要であり、30日の最終弁論には多数の傍聴者で法廷を埋め尽くそうと呼びかけました。
弁護団からの報告は加藤修弁護団長が行いました。加藤弁護士は熊本地裁亀川裁判官の訴訟指揮は証人尋問や原告11名の本人尋問を認めるなど原告に有利に進められたことを紹介しつつも、憲法9条をめぐる司法の壁は厚く、最終弁論で弁護団としても全力を尽くして弁論を展開することを力強く表明しました。
その後連帯の挨拶では平和憲法を活かす会の上村文男事務局長と韓国忠清南道から熊本を訪問している忠南参与自治市民連帯副代表のチョ・サンヨンさんが6名の訪問団を代表して挨拶しました。チョさんは韓国では憲法9条がないのでこのような裁判はできないが、熊本のイラク訴訟に注目しており、良い判決を期待していると述べました。
原告の決意表明でははじめに中松健児共同代表から結審に向けた決意が語られました。
続いて30日に意見陳述が予定されている共同代表の牟田喜雄さんが挨拶されました。昨年7月の第6回口頭弁論で意見陳述の予定が当日になって裁判所の判断で取り消された経緯があり、今回はその時陳述できなかった劣化ウラン弾の使用などイラク戦争の違法性、被爆国でありながら無条件にこうした非人道的な兵器使用を容認する日本政府への批判を述べたいと決意が述べられました。
このあと原告の松島赫子さんが決意表明を行い、初参加の方の発言もあり、無事集会を終えました。