![]() |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
2005.10.29
当日のようすは、第8師団からの第2陣、第3陣派兵反対に立ち上がる!のページでご覧下さい。
陸上自衛隊 第8師団長 泉 一成 殿
親愛なる隊員の仲間のみなさんへ
私達は、平和を願い戦争への道に反対の声をあげ立ち上がった自衛隊員の家族と元自衛官そして労働者です。先週の第8次イラク派兵一波に続き、今日からは第二波の派兵が行われようとしています。
私たちは、仲間である隊員のみなさんや、その家族のみなさんに、自衛隊のイラク派兵にともに拒否しようと呼びかけ続けてきました。それは、イラク戦争の目的が米国の石油利権であり、自衛隊の派兵がイラク戦争を追認することになるからです。
現在でも、米軍はイラクの民衆を殺害し続けています。イラク駐留米軍は今月17日、中西部アンバル州ラマディ近郊で16日に空爆を行い「武装勢力70人を殺害した」と発表したとしていますが、これに対しAP通信は17日、目撃者の証言を元に「少なくとも39人は市民」と報じています。このようにイラク各地では米軍による市民への虐殺が続いています。また、先月22日、バスラでアラブ服を着た二人の英軍情報員がイラク警察に逮捕され、英占領軍が装甲車をイラク警察に突入させ奪還するという事件が起きました。これに対し、バスラ市民は装甲車を焼き討ちにして抗議し、州評議会は英軍との断交を決議し、州知事も英軍への非協力を宣言しました。同じく英軍が占領支配する地域であるサマワを州都とするムサンナ州の評議会もこの抗議に加わりました。
これらは、サマワの自衛隊にとって、無縁のものではありません。自衛隊のイラク派兵は、無法に振る舞うこれらの占領軍を支えているのです。
自衛隊のイラク派兵は、自衛隊やみなさんの問題だけでなく、イラク特措法の成立を防げなかった私たちの問題でもあります。私たちは、あきらめず派兵に反対の気持ちを持った隊員のみなさんとともに今イラクで起きている戦争を支え、日本を戦争する国へと導く自衛隊の派兵をとめたいと願っています。
本日から、米軍の占領を支えるべく戦地に派兵されようとしている隊員の仲間のみなさん、また同僚のみなさん、家族のみなさん、本当にイラク派兵を黙々と認めてしまってよいものかをよく考えてください。
10月10日の毎日新聞による世論調査によると、派兵延長反対が「77%」を占めています。「国民の負託にこたえよ」という自衛隊なのだから、この民意に合致する「イラクからの撤退と交代部隊の派兵中止」を求めることは、自衛官として当然の権利です。
ぜひ、みなさん、私たちと連帯・団結し、不正義な自衛隊のイラク派兵をとめ、ともに平和な世界を築いていきましょう。
2005年10月29日
連絡先 〒530-0043 大阪市北区天満3-1-11 百万人署名運動・関西連絡会気付
とめよう戦争!隊員家族と元自衛官連絡会(代表 三尾雅信)
以上
※とめよう戦争!隊員家族と元自衛官連絡会のHPもご覧下さい