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より 2008.03.02
3月2日緊急の原告団総会を開きました。まず共同代表の中松健児さんから挨拶が行われ、続いて判決文の「第3当裁判所の判断」というところを読み合わせ、判決に対する原告からの意見を出し合いました。
■原告の意見
「判決には言葉を失った。原告の思いには何の反応も示しておらず怒りをぶっつけたい」
「直接的な被害を受けてないから裁判になじまないという。被害が出てからでは遅すぎる」
「裁判所はわたしたちの心とかけ離れている。裁判に訴える事はできないというが理由が分からない。冷たい」
「よその判決と比べてもひどい。司法は独立していないと強く感じた」
「憲法判断がなく、争訟性で逃げられて肩すかしをくらった。争訟性があるなら自信を持って裁判を続けたい」
「勝てるとは思っていなかった。裁判より運動を広める方を重視してきた。亀川さんには少し期待したがダメだった。」
(他、略)
■弁護団の見解
(加藤修弁護士)
個人的には亀川さんに多少期待した部分もあったが、今回の判決はこれまでのものとあまり変わらない普通の判決だ。それを変えたいとがんばったが届かなかった。今の司法のレベルはこれを超えられない。
この裁判で戦争へノーという意思表示をした事に意味があった。小林先生の証人尋問など割とスムーズに進める事が出来た。イラク戦争も参加国が39から21カ国へ減っている。意思表示して闘う事が大切だ。
今後も闘い続ける事が答えだと思う。高裁に行けば更に困難な闘いになるだろうが、がんばりたい。
(他、略)
■控訴についての協議
(弁護団よりの説明)
○控訴するためには14日以内に控訴状を裁判所に提出する。控訴理由書は2ヶ月以内に提出。控訴して4〜5ヶ月後に第1回の弁論が始まる。3〜4回の弁論が開かれるとして1年以内で判決が出されるだろう。(1回で終わりという可能性もある)
○控訴人は第1審の原告で控訴を希望するもの
○控訴に当たっての費用概算(略)
(協 議)
○1名でも控訴する人がいれば控訴ということになり、原告団としては控訴する方向で協議を進めたい。
○控訴費用を上げるより会費をきちんと集める事が大切。会員拡大は可能だ。
(他、略)
(牟田共同代表より閉会の挨拶)
いよいよ福岡高裁に控訴してたたかいを続けていきましょう。今後いろいろな困難も待ち受けているが協力してやっていきたい。